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『こゝろ』(こころ)夏目漱石

こころ (まんがで読破)こころ (まんがで読破)
(2007/07)
夏目 漱石バラエティアートワークス

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太宰治の人間失格を読んだ直後だったこともあり、ずいぶん似た雰囲気を感じた。
この2作が特に売れているらしいから、普通は公にされない人間の姿を描いた作品に、
人は心を打たれるのだろう。

話は実に単純である。
人間を信用できなかった自分の心を解かしてくれた女性への恋心から、
Kを信用できなくなっていく。

「私(わたくし)はその人を常に先生と呼んでいた。
だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。
これは世間を憚(はば)かる遠慮というよりも、その方が私にとって自然だからである。」
どうして名前が出てこないのであろうか。
人は得てして名誉や立場より人を判断したがるが、
本当に優れた人は名誉や立場を気にしない。
人生を学んだ人ほど、その風格を漂わせる。

人は信用できるのか。
人と人の触れ合いは何のためにあるのか。
人とふれあうことは自分と向き合うことである。
人が信用できないとは、自分にNOと言うことである。
YESと言う人とNOと言う人はどの時代にも両方いる。
どちらかが多くなることはあっても、片方が0になることはない。
この醜い人間の姿を見て、信用する道を模索する必要があるのではないか。
こゝろ (角川文庫)こゝろ (角川文庫)
(2004/05)
夏目 漱石

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